「飛良泉(ひらいづみ) 山廃純米酒」、「スケープゴート」ならぬ「スケープビーフ」、そして「小原庄助べんとう」
2011年7月22日 02時15分のニュース、「汚染牛肉、国が買い上げ検討 野菜、魚との整合性課題」。
餌のわらが放射能に汚染されており、それを食べた牛が汚染され、放射能に汚染された国産牛肉が出回っている問題。
原発の事故後、すぐにSPEEDIの予測を発表していたら、こんなことにはならなかっただろうに・・・と思う。
国は、放射能が広範囲に降り注ぐのをだまっていたために、こんなに事件が大きくなったのですね。
魚は大丈夫なのでしょうか?しっかりと調査してほしいものです!
筒井信隆農林水産副大臣は21日の定例会見で、放射性セシウムを含む稲わらを肉牛に与えていた問題で、暫定規制値を超えるセシウムが検出された牛肉は国がすべて買い上げ、焼却処分する方向で検討していることを明らかにした。
筒井副大臣は「市場に出回らないようにする必要性がある。消費者に安心感を持ってもらうことが大事だ」と述べた。
鹿野道彦農相は同日夜、記者団に「(2001年に国内で発生した)牛海綿状脳症(BSE)のときの施策も参考に総合的に検討したい」と指摘した。
買い上げは予備費などで対応する方針。これまでに規制値を超えるセシウムが検出された29頭に加え、今後、食肉処理場で解体された牛肉を検査し、規制値を超えた場合も対象とする。
福島第1原発事故の影響で、野菜や魚などでも暫定規制値を超える放射性物質の検出が相次いでいるが、国による買い上げは行われていない。牛肉が買い上げ対象になれば、整合性が問われそうだ。
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2011072290021516.html
これでは、「酒&FOOD かとう」さんの言っていた、「スケープゴート」ならぬ「スケープビーフ」ですね。
スケープゴート(scapegoat)は、「身代わり」「生贄(いけにえ)」などの意味合いを持つ用語。「贖罪(しょくざい)の山羊」等と訳される。
原義としてはヘブライ聖書において、贖罪の日に人々の苦難や行ってきた罪を負わせて荒野に放した山羊を指した。現在の意味はこのやや宗教的な意味合いから転じて、不満や憎悪、責任を直接的原因となるもの及び人に向けるのではなく、他の対象に転嫁することで、それらの解消や収拾を図るといった場合のその不満、憎悪、責任を転嫁された対象を指す。簡単な使われ方として、事態を取りまとめるために無実の罪を着せられた「身代わり」や、無実の罪が晴れた場合の「冤罪」などが存在する。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%83%97%E3%82%B4%E3%83%BC%E3%83%88
心理学用語で「集団自体が抱える問題が集団内の個人に身代わりとして押しつけられ、結果として根本的な解決が先延ばしにされること」。
例えば学校や学級自体が抱えている問題が、いじめられっ子をスケープゴートにすることによって一時的に先送りになること。
企業であれば、自らの放漫経営が招いたツケを、膝詰めで納得してくれそうな「いい人」にリストラを迫るという事例である。そのいい人こそスケープゴートである。
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B9%A5%B1%A1%BC%A5%D7%A5%B4%A1%BC%A5%C8
「酒&FOOD かとう」
http://slowkato.hamazo.tv/
http://www.slowfood-kato.com
http://www.wht.mmtr.or.jp/~sakekato/index.htm
アナログ放送は、本日正午で終了!
今日は、午前中ゆっくりとして、お昼ごろ買い物に出かける。
本当は、BIG FUJIで「枝豆」を買いたかったのだが、やめる。
「杏林堂」で、インスタントみそ汁「マルコメ おいしさ選べる4つの定番味」12食178円を買う。信州一を買いたかったのだが、見当たらなかった。
そして、「丸一 緑豆もやし」29円、「タカノ おかめ納豆」59円、「明治ブルガリアヨーグルト」128円を買う。
午後は、ゆっくりしてから、散歩に出かける。
まず、遠鉄ストアを覘く。そして、ケーヨーD2で植木鉢(深鉢8号)378円を買う。
帰宅後、「酒&FOOD かとう」に借金を払いに行く。
ついでに、日本名門酒会の「日本美味しいものめぐり第2回」(「飛良泉(ひらいづみ) 山廃純米酒」)3,650円を買ってくる。この頒布会は、地元のおつまみが付いているからいいんだよね♪今回のおつまみは「千田佐市商店」の「かりっとわかさぎプレミアムチーズ」だ。
帰宅して、植木鉢に「ベニカナメモチ」の植え替えをする。
夕方は、「飛良泉(ひらいづみ) 山廃純米酒」で一杯。山廃らしい味だ。酵母の香りがする。ちょっと辛めか。
・原料米/美山錦(秋田県産)
・精米歩合/60%
・アルコール分/15.0~15.9
・日本酒度/+7
・酸度/1.9
・酵母/協会7号系自家栽培酵母
・仕込水/鳥海山の伏流水
・杜氏/藤原長一(山内杜氏)
・お奨めの飲み方/冷◎ 常温◎ 燗◎
株式会社 飛良泉本舗
創業/長享元年(1487年)
秋田県にかほ市平澤字中町59番地
http://www.hiraizumi.co.jp/
http://www.meimonshu.jp/
◆雪国秋田の味覚◆
鳥海山の硬水が育んだ”山廃蔵”
創業は室町時代の1487(長享元)年。秋田県で最古、全国でもトップクラスの歴史をほこる蔵元が『飛良泉』だ。
酒どころ秋田の酒は甘めのやさしい「女酒」が一般的だが、『飛良泉』はどっしり骨太の辛口酒。その理由について斎藤雅人社長はいう。「うちの場合、ずっと昔ながらの製法『山廃酛』をつづけてきたからかもしれません」
伝統的な「生酛」や「山廃酛」という醸法は、「(近年では一部の蔵元でブームになっているが)天然の乳酸菌を利用するため、非常に手間も時間もかかり、戦後、酒母仕込みの際に発酵乳酸を人為的に添加する「速醸酛」の普及とともに姿を消した。
『飛良泉』でも、戦後、ほとんどの蔵がそうであったように、「速醸酛」に切り替えた。しかし、1964(昭和39)年6月に発生した新潟地震が「山廃酛」復活のきっかけになった。新潟から遠く離れていたはずの秋田県で、たまたま断層の上に建っていた『飛良泉』の蔵元は、仕込蔵が大きく傾くという甚大な被害を受けた。当時の社長・斎藤昭一郎氏(現会長)は、莫大な復興費用を前に「廃業」という言葉が頭をよぎったという。しかし、日本屈指の長い歴史を刻んだ蔵を自分の代で終わらせるわけにはいかない。蔵の存続を決めた斎藤氏は、いままでのような酒造りではだめだ、誰も真似ができないような酒を造ろうと決心。自ら「山廃酛」の技法を会得するため、全国各地の蔵元を訪ね歩いた。こうして、「山廃造りの『飛良泉』」が誕生した。
いまも生産量の6割以上、純米酒はすべて「山廃」で醸す”山廃蔵”だ。
「仕込みに使う鳥海山の伏流水が、灘の『宮水』に似たミネラルを多く含んだ硬水だったことも理由のひとつです。発酵力の強い硬水は山廃向きなので、自然につづいてきたのでしょう」
「山廃酛」は「生酛」から山卸という櫂ですりつぶす作業をを省いたもの。速醸酛の約2倍の日数を要し、温度を2度上げ下げして酵素のはたらきを最適化する技術と経験が欠かせない。硬水の場合は発酵を進めすぎず、じっくりと時間をかけて酵母を育てる。だからこそボディーのある、崩れにくい酒が生まれるのだ。
蔵は鳥海山(2236m)の北、秋田南端の日本海の近くに建っている。江戸時代後半までは、松尾芭蕉が「奥の細道」で詠んだ句にもあるように宮城県の松島と似た景観だったが、1804(文化4)年の大地震でも海底が隆起し、いまのように水田風景にぼこぼこ小山が浮かぶ奇景「象潟(きさがた)」が生まれたのだという。軟水がほとんどの秋田でこの地が珍しい硬水なのは、こうした地層をくぐり抜けるからかもしれない。
『飛良泉』は、幾度もの地震に耐えてきた蔵元だ。
「いまだから結果オーライと笑えますが、新潟地震のときには被害も大きく経営危機に直面しました。そのため機械化や日本酒全盛の増産の道を選ばず、逆に手づくり蔵を守ることにつながったんです」
日本酒販売量はピークを迎えた昭和40年代後半にも、『飛良泉』は地道に「山廃」を守り続け、その後の地酒ブーム時代に、ユニークな存在として注目を集めた。
自然の恵みを共に祈る漁師と蔵人
実は3月11日の東北関東大震災でも蔵の随所でひび割れが起き、タンクから酒もこぼれ、2度の停電にも苦しめられた。
「うちよりはるかに大きな被害に遭われた太平洋沿岸の蔵元さんも、すでに前を向いておられます。自分にやれることをしっかりやるしかない、と逆に励まされました」
斎藤社長は26代目。蔵元はもともと廻船問屋で、2代目から副業として酒造業を営みはじめたという。
その名残りなのだろうか。蔵の敷地内には立派な稲荷神社があり、酒の神様松尾様や弁天様もあわせて祀られている。大正元年築の稲荷神社のなかには白いキツネが並び、書の扁額なども掲げられている。
先ごろ、その扁額の裏からあるものが出てきた「扁額のヒモが切れて落ちてきたとき、偶然、小さな木船の模型が出てきたんです。祀られていた物かどうかはわかりません」日本人にとって物は単なるモノではなく、八百万の神が宿っている。
蔵から200mほど離れた高台にある仁賀保神社には、斎藤家の「舟玉神社」もある。毎年7月12日に舟の安全祈願祭を斎藤家が開きつづけている。
「いまは海と直接の関係はありませんが、うちが宮司さんを招き、漁師組合とレジャーボート関係者のみなさんとで安全祈願をしています」板子の一枚下は地獄という船乗りたちと、酵母など目に見えない微生物を扱う酒づくりの蔵人は同じように信心深いのだろう。
今回の頒布酒、『飛良泉』ではオーソドックスな酸度1.9の山廃も、全国的には数少ない濃醇辛口。酒肴は、千田佐市商店の空揚げにしたワカサギをカマンベールチーズでくるんだ「かりっとわかさぎプレミアムチーズ」。
『飛良泉』の「山廃」の、食中酒としての懐の広さを実感できるマリアージュだ。
今日のおつまみは、まず、納豆。
しそ海苔 納豆
しその風味香る 粒の小さい やわらかい納豆
http:/www.takanofoods.co.jp
そして「こてっちゃん」をもやしとタマネギで炒めたもの。
おっと!「3千円分 VJA(旧VISA)ギフトカードプレゼント」が応募できるぞ!
ここで、今日の朝刊「味な物語 駅弁」より、「小原庄助べんとう」。
♪朝寝、朝酒、朝湯が大好きで、それで身上つぶした・・・と会津民謡に唄われた小原庄助は愛すべき伝説の大酒飲み。
その会津地方への玄関口の郡山駅にその名もずばりの「小原庄助べんとう」がある。1982年の東北新幹線開業に合わせて福豆屋が発売した人気の幕の内弁当である。
二段重ねの折り箱に1つには焼き鮭、エビの天ぷら、鶏肉の味噌焼き、ニンジン昆布巻き、牛糸こんにゃく煮などおかずが十品。もう1つには白飯とシメジご飯が詰めてある。
あっさりめだが素材感を保ったおいしい味付けのおかずの数々。パリッとしてふっくらした二種類のご飯もおなかを十分に満たしてくれる。
「お酒好きの庄助さんも喜んでくれるだろうというコンセプトで作りました」と語る同店・松村幸則さんの言葉どおり、多彩なおかずはビールやお酒のよいつまみにもなる。
郡山市は東北新幹線や磐越西線・東線など交通の要衝とともに県内きっての商工業都市。出張族の乗り合いも多いので、調製元の福豆屋では通常は十余種の駅弁を販売。だが、大震災後は5~6種に抑えているという。「がんばってます!福島!!」の箸袋の文字から地域復興への熱い思いが伝わる。
【郡山駅】(東北新幹線、東北線、磐越西線、磐越東線)
『小原庄助べんとう』税込み1000円
調製元:福豆屋
福島県郡山市富久山町久保田字郷花4の8
TEL 024(943)0528
買える場所:郡山駅構内売店、新幹線ホーム、東京駅構内・駅弁屋旨囲門
http://www.fukumameya.co.jp/
本日のカウント
本日の歩数:9,750歩
(本日のしっかり歩数:3,927歩)
本日の割箸使用量:0膳
本日の餃子消費量:0個
(日)○だけど×
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