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2010年7月 5日 (月)

<味ある記>夫婦が丹精 ビタミンC活用 アセロラ加工品(沖縄県本部町)

 2010年5月22日の朝刊より、<味ある記>。
 アセロラを使った家庭料理を紹介する比嘉冨士江さん。手前からアセロラのドレッシングをかけたカツオのカルパッチョ、アセロラゼリー、アセロラジャムのカナッペ=沖縄県本部町で
 梅雨入り直後の沖縄。県北部の本部町(もとぶちょう)はジュースで知られるアセロラの国内最大の産地だ。サクランボを連想する愛らしい形に鮮やかな赤。地元では親しみを込めて「アセローラ」と呼ぶ。
 生産農家の仲地淳さん(54)の畑では、親せきや友人も呼んで、収穫作業に追われていた。アセロラの実は皮が薄く傷がつきやすいため、一つ一つ手で摘み取っていく。真っ赤に熟した実をほおばると、甘酸っぱい香りが口の中に広がった。最大の魅力はビタミンCの含有量。一粒でレモン五個分、一日分のビタミンC摂取量に相当する。
 アセロラに魅せられ、本部町にアセロラ栽培を普及させたのが、農業生産法人「アセローラフレッシュ」社長の並里哲子さん(52)と夫の康文さん。康文さんは学生時代、沖縄県農業試験場でアセロラの木に出合った。アセロラの実が日持ちしないことなどから、当時は見向きもされなかった。ところが康文さんは、米国のビタミンCブームを知り、「日本にも近い将来ブームは来る」と信じ、沖縄の気候に合った栽培方法を模索し始めた。
 「日持ちしないなら本部町にしかないオンリーワンの果物にしたい、地域の産業にしたい。それが夫の夢だった」と並里さん。サトウキビを栽培していた農家に声をかけ、一九八九年、八世帯の農家で生産者の会をつくった。今では五十世帯にまで広がった。
 昨年、康文さんは他界したが、九九年に夫婦で設立した農業生産法人の代表として、夫の遺志を継ぐ。アセロラの実を集荷してピューレにするなどの商品加工、販売、農家の育成、アセロラによる町おこしまでを担う。
 並里夫妻の熱意を受け、町も特産品としての普及に本腰を入れ始めた。九九年、五月十二日を「アセローラの日」に制定。毎年この日は、小中学校の給食にアセロラゼリーを提供したり、町内のカフェでアセロラの実が無料で振る舞われたりと町ぐるみで盛り上げる。
 地元の商工会女性部では、アセロラを使ったレシピ集を作製。五月に始まる地元のカツオ漁に合わせ、新鮮なカツオの刺し身にアセロラのドレッシングをかけたカルパッチョなどを載せた。カツオ独特の臭みもアセロラの風味であっさりした味わいに。地元でも人気の家庭料理だ。作製に加わった比嘉冨士江さん(51)は「疲労回復や二日酔いにも効くので、毎日の食生活に欠かせない」と話す。
 一大リゾート地の恩納村(おんなそん)のホテルでは、アセロラを使った期間限定スイーツの提供を始めるなど、本部町のアセロラは評価が高い。「健康にいいというだけでなく、おいしさも追求していきたい」と並里さん。小さな果実の持つ魅力の発信に余念がない。
 「アセローラフレッシュ」=電0980(47)2505=では、ピューレ(100グラム入り600円)のほか、ジュースやドレッシングに活用できるシロップ(500ミリリットル入り1260円)などを販売。期間限定スイーツ「アセロラムース」(700円)は、ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾート=電098(966)2212=で提供。

http://www.chunichi.co.jp/article/living/life/CK2010052202000110.html

本日のカウント
本日の歩数:9,930歩
(本日のしっかり歩数:0歩)
本日の割箸使用量:0膳
本日の餃子消費量:0個

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