夜店の金魚を長く飼うコツ
今日は暑い!!地球温暖化のせいだろうか、ヒートアイランド現象なのだろうか?
自転車を洗う。冷たい水が気持ちいい。
その後、本屋さんに、散歩がてら本を買いに行く。帰ってくると、自転車を洗っていた水が乾いていた。相当暑いんだね。
こんな時は、水を使ったものが涼しいよね。金魚は夏向きだね。
そこで、2007年8月1日の朝刊を思い出した。
夏祭りの夜店ですくってきた金魚。家の金魚鉢で飼ってみたものの、日ごとに弱って全滅・・・。そんな経験をした人も多いだろう。長生きさせるコツはあるのか?”金魚博士”の異名をとる東京海洋大学副学長の岡本信明さんに上手な飼い方を教わった。
「金魚が中国から来たのは500年前。電動ポンプなんかない江戸時代の人も飼って楽しんでいたんです。藻が生えたらこっちのもの。消毒用のカルキが含まれている水道水を直接足したとしても、藻がカルキを食べてくれる。」
水を替える時は「さあ替えるからね」、餌をやる時は「ごはんだよ」と愛情たっぷりに話しかける。「金魚も人になつく。かわいいんだよ。」
飼う際の最大のポイントはこまめな水替えという。金魚が水面で口をパクパクしたり水が濁ってきたら、思い切って水を3分の2ぐらい替える。おしっこから出るアンモニアは、金魚にとってすごい毒だからだ。
夜店の金魚は水替え前に死んでしまうこともある。もともと幼魚は弱いうえ、養魚場から運ばれてくる間にストレスで免疫力が落ち、寄生虫や細菌が爆発的に増えることも多いのだ。
そこで、家に持ち帰ったらまず「塩水浴」を。人間でいう点滴だ。「バケツでも洗面器でもいい。金魚の体内浸透圧と同じ濃さ(約0.5%)の塩水(水1リットルに塩小さじ1杯)を作り、ビタミンC入りの飴を少し溶かしてカルキ抜きをし、金魚を入れる。」くみ置きした水がなくても、ビタミンC飴は手軽なカルキの中和剤なのだ。
当日の夜は餌はやらない。弱っている金魚は食欲がなく、食べ残した餌は水を汚してしまう。翌日、様子を見ながら1粒やり、食べたらもう一粒。「見向きもしなければ要らないしるし。金魚は2、3週間食べなくてもへっちゃら」
最低1週間は塩水浴をさせ、元気そうならカルキ抜きした真水に移す。1カ月程度は塩水でも平気だが、そのまま塩水で飼い続けると、楽な環境に体が慣れてひ弱になっていくという。
金魚の数は約10リットルの水槽なら2,3匹が限度。ゆったり飼う方がよく育つ。日が差す所なら1週間ほどで水槽内に藻が生えてくるが、バクテリア効果で水質を浄化するので拭き取らない。病気になれば塩水浴。これで15年以上生きる金魚もいるという。
・・・が、どんなに手を尽くしても死ぬ時は死ぬ。「今では川で魚捕りもできない時代。だからこそ、金魚すくいは命を学ぶ入り口に最適。何とか生きてと、塩を入れ、水替えすることが大事なんです。子どもに「金魚すくいをやりたい」とせがまれたら「どうせ死ぬからダメ」とは言わないで」
この夏、金魚すくいを楽しんでみては。
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